Photo by Takumi Hayashi

鶴澤 奏(つるさわ かなで)

1994年4月29日生まれ。5歳よりピアノを始める。

主な受賞歴に2012年PTNAピアノコンペティション特級銅賞、ショパン国際コンクールin ASIAコンチェルトC部門銀賞、2013年オーフスピアノコンペティション(デンマーク) ディプロマ取得など。2016年野島稔・よこすかピアノコンクールにて第1位を受賞した際には審査委員長の野島稔氏からその演奏を

「自分の内にある音楽を極めて自然に表出し(中略)作為のあとが見えない、けれん味のない音楽がそのまま楽曲の満ち足りた表現として十分に聴き手に伝わる」と評された。

2015年にはショパン国際コンクール(ワルシャワ)の予備選に出場。これまでにクラコフ室内管弦楽団、シレジア管弦楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団と共演。

高校3年時に文京シビック小ホールにて初のソロリサイタルを開催。その後大学在学中にはよこすか芸術劇場、カワイ表参道パウゼ、杉並公会堂小ホール、またジローナ(スペイン)等にてリサイタルを行った。

2015年・2018年にはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのエリアコンサートに、2015年にはロームミュージックファウンデーションが主催する京都国際音楽学生フェスティバルに出演。日本財団、JT、ベーゼンドルファー東京、大田区アプリコ、丸の内トラストシティ等のランチタイムコンサートへもソロ・室内楽で多数出演。

現在主に日本と北米を行き来しながら活発に演奏活動を行っている。2019年にはカサルマッジョーレ音楽祭(イタリア)で弦楽器の公式伴奏者を務め、またカナダではバンクーバー交響楽団の管楽器首席メンバーらと共演するなど、室内楽奏者としての信頼も厚い。2021年、Sonoriteよりデビュー盤「An die Musik -鶴澤奏オールシューベルトアルバム-」を発売(音楽現代推薦盤、レコード芸術準特選盤)、及び発売記念コンサートをおこない各方面で好評を博す。

菊地麗子、野島稔、清岡登志子、鈴木弘尚の各氏に師事し、東京音楽大学付属高校および東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業。2017年9月よりバンクーバー音楽院アーティストディプロマ課程に在籍しLee Kum-Sing氏のもと研鑽を積みつつ、東京とバンクーバーを中心に演奏活動・指導を行っている。

2015-2017年度ヤマハ音楽奨学生。